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Channel: 機能性表示食品 –薬事法マーケティングの教科書
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ファンケル「健脂サポート」の特徴・成分・効果

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株式会社ファンケルの「健脂サポート」は、中性脂肪が高めの方のための機能性表示食品です。
ファンケルは、この他にも機能性表示食品を多数発売しており、大きな売上を上げています。

「健脂サポート」の詳細を見ていきます。

商品情報


引用元:健脂サポート商品ページ

原材料名キトサン(かにを含む)、でんぷん、ウコンエキス/糖転移ヘスペリジン(オレンジ由来)、セルロース、ステアリン酸カルシウム
1 日摂取目安量(960mg)当たりの栄養成分表示エネルギー:3.3kcal、たんぱく質:0.06g、脂質:0.04g、炭水化物:0.81g
〔糖質:0.53g、食物繊維:0.28g〕、食塩相当量:0g
1 日摂取目安量(960mg)当たりの機能性関与成分モノグルコシルヘスペリジン:350mg

基本情報

届出番号A6
商品名健脂サポート
届出者名株式会社ファンケル
食品の区分■加工食品(■サプリメント形状)
機能性関与成分名モノグルコシルヘスペリジン
表示しようとする機能性本品には、モノグルコシルヘスペリジンが含まれます。
中性脂肪を減らす作用のあるモノグルコシルヘスペリジンは、中性脂肪が高めの方の健康に役立つことが報告されています。
当該製品が想定する主な対象者健康な成人男女
一日当たりの摂取目安量4 粒
一日当たりの摂取目安量当たりの機能性関与成分の含有量機能性関与成分名:モノグルコシルヘスペリジン
含有量:350 ㎎

安全性に関する基本情報

安全性の評価方法■ 食経験の評価により、十分な安全性を確認している。
安全性に関する届出者の評価当該製品は 2010 年 9 月から販売しており、これまでの販売量は直近の 3 年間で 4.2 万製品[アルミ袋 約 30 日分(内容量28.8g/120 粒)]の販売実績があります。健康被害情報として、湿疹の発生など弊社への連絡の内容を解析しました。その結果、重篤なものはなく、また、製品の購入者のみに発生している症状のものではなく、弊社で発売するサプリメント全般に共通した内容であること、製品のみの摂取ではなく、その他のサプリメントや食事、さらには体調不良など色々な要因が関係しており、製品が確実に関係すると特定できるものではありませんでした。そのため、個人の体質や体調による影響が大きく影響したものであると判断しました。よって、当該製品が原因と考えられる健康被害の発生は、確認されませんでした。以上のことから、健康被害の発生など問題はないと判断しました。

機能性に関する基本情報

機能性の評価方法■ 最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。
機能性に関する届出者の評価標題:モノグルコシルヘスペリジンの摂取による血中中性脂肪値低下に関する研究レビュー

目的:血中の中性脂肪値が正常及び高めの人に対するモノグルコシルヘスペリジン(以下、MGH)摂取の効果を、それを摂取しない、あるいは類似の成分の食品摂取と比較することで検証した研究をレビューし、効果の有無を総合的に判断することを目的にしました。

背景:MGH は柑橘類に多く含まれ、中性脂肪の合成を抑制すると言われ、血中中性脂肪値が高い人向けの特定保健用食品に用いられています。しかし、健康な成人における MGH の効果を調べた研究を包括的に整理するレビューは行われていませんでした。
レビュー対象とした研究の特性:複数の研究論文のデータベースを用いて、各データベースに情報がインプットされてから 2015年2月4日までの期間に公表された論文を収集しました。基準に見合った論文は 4 編あり、真実を示す可能性が高いとされる研究方法(ランダム化比較試験)を用いた研究が 2編含まれていました。なお、個々の研究において利益相反に関しての申告はありませんでした。

主な結果: 4編中、2編は血中中性脂肪値がやや高めの人を対象としており、MGH 340mg/日の摂取により血中中性脂肪値が低下していました。また、残りの2編では、血中中性脂肪値が正常の人が対象で、MGH 摂取によって血中中性脂肪値を維持していました。これらの研究論文から総合的に評価した結果、MGH の摂取は、血中中性脂肪値が高めの場合は低下し、正常な場合は維持する機能があることがわかりました。また、MGH 340mg/日摂取による副作用などの健康被害はありませんでした。

科学的根拠の質: 4編における研究の妥当性や信頼性も調べました。真の値とは異なる結果を導く可能性を高める要因をバイアスと呼びますが、全体的に中・高レベルのバイアスがありました。また、各研究における参加者数が少なかったり、各データの値のばらつきも中程度見られました。しかし、血中中性脂肪が高めの人は低下、正常範囲の人はそれを維持、という一貫性はありました。
 対象論文全体の妥当性や信頼性においては少し難点がありましたが、今後の研究によって効果に関する見解が大きく変更される可能性は低いと考えます。

参考情報

機能性表示食品についてもっと知りたい方はこちらのページを参考にして下さい。

2015年開始!機能性表示制度とは?健康食品業界が大きく動く第三の制度
機能性表示食品の広告を作るときの5つの注意点
機能性表示食品とは?機能性表示食品の意味・定義


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